Swagelokアンモニア・サンプラー、サンプリングの安全性および正確性の向上を実現
Swagelok®アンモニア・サンプラー、サンプリングの安全性および正確性の向上を実現
新たな設計機能によって、手動によるサンプリングに関する一般的な課題を解決します。
本文は、米国スウェージロック社から発表されたプレスリリースを抄訳したものです。原文との間に内容的な齟齬がある場合には、英文が優先されます。原文については 英語版をご覧ください。
流体システム・コンポーネントの製造およびソリューションを提供するスウェージロック社(本社:米国オハイオ州ソロン、会長兼最高経営責任者:トーマス・F・ロジック)は、Swagelok®アンモニア・サンプラーを発売したことを発表しました。この革新的な製品を使用することで、液体や気化したアンモニアの作業者への曝露を最小限に抑えることができるため、無水アンモニア・サンプリングの安全性が向上します。また、サンプリング作業が標準化されることにより、サンプリング・プロセスが大幅に短縮され、工場内でアンモニア・サンプルを運搬する必要が無くなります。
無水アンモニアは、肥料、プラスチック、繊維、石油などの製造に使用されます。貯蔵タンクでのアンモニアによる応力腐食割れや製品の品質低下を防止するために、アンモニアを定期的にサンプリングし、水分の含有量が0.2~0.5%であることを確認する必要があります。Swagelokアンモニア・サンプラーは、以下を通じて手動によるサンプリングに特有の課題を解決します:
- クローズド・サンプル構造により、作業者への曝露や過剰排出による環境への影響を最小限に抑えることで、安全性を向上させます。
- 低温のアンモニアで残留チューブの熱を奪うことで、充填精度を低下させる気化を防ぎます。
- アンモニア・サンプルの採取を制御し、一定のサンプル量を確保します。
- ハンドル1つで操作できるため、作業者のミスを防ぎます。
- タッチスクリーン・インターフェースを使用して、すべてのヒーター動作を制御します。
「スウェージロックは、無水アンモニアをサンプリングする際の安全性や正確性の重要性を身をもって知っています。そこで、手動によるアンモニア・サンプリングに伴うリスクを軽減するべく、これまでにないソリューションを設計しました」と、エンジニアリング・サービス担当ディレクターを務めるアンディ・デルシグノアは述べています。「半自動化することで、サンプル採取プロセスが大幅に改善され、かなり正確な結果を得ることができるようになりました」
この新しいアンモニア・サンプラーは、システムの評価、設計/組み立て、トレーニングなどのサポート・サービスと共に、スウェージロック指定販売会社を通じてお求めいただけます。詳細につきましては、スウェージロック指定販売会社 までお問い合わせください。
スウェージロック社について
年間売上高約20億米ドルのプライベート・カンパニーであるスウェージロック社は、オイル/ガス、化学(ケミカル)、半導体、クリーン・エネルギーなどの業界に向けて流体システム製品、アセンブリー、サービスの開発を行っています。米国オハイオ州に本社を置くスウェージロック社は、70カ国で約200カ所の指定販売会社を展開し、また20カ所の製造施設、5カ所のグローバル・テクノロジー・センターでは5,700人を超える従業員が勤務しています。